米国製バイナルフェンスの作り方・施工方法


施工方法は2つ。
・地面(土)に直接施工する方法
・コンクリートやブロックの上に取り付ける方法
です。

どこにでも設置が出来ます。

» バイナルフェンスの詳細は こちら

目次

バイナルフェンスの設置に必要な道具

地面に柱立てに必要な道具

地面に柱立てに必要な道具

地面に柱を立てる場合は写真左の「ダブルスコップ」で直径20cm程度の穴を開けます。

ブロックやコンクリートに柱を設置する場合は写真右上のハンマードリルと差し筋アンカーとそれを打ち込むスチールハンマーが必要となります。


その他の道具

その他の道具

上段左からスコヤ(金差しでも可)、水糸、水平器。中断左からヤスリ、スケール、カッター。下段左からゴムハンマー、プラノコ、インパクトドライバー、サンダー(ダイアモンドまたは鉄用の歯)


モルタルに必要な資材、工具

モルタルに必要な資材、工具

砂3に対しセメント1が基準とされています。あらかじめ、砂とセメントが混ざって水を入れて攪拌(かくはん)するだけで良いという商品もあります。

混ぜるには平型のバケツと角スコップがあれば便利です。

コンクリートやブロックの上に取り付ける場合

アンカー打ち込み用の穴あけ

1:アンカー打ち込み用の穴あけ

ハンマードリルで各柱に2ヶの穴を開けます。大きさは14.5mm程度のビットを利用します。

下端レールとアンカーが当たらないように、開ける位置を注意します。


アンカーの打ち込み

2:アンカーの打ち込み

スチール製のハンマーで上部を叩くと、アンカーの底についた金具が広がり、摩擦によって、コンクリートとアンカーが固定されます。


アンカー取り付け完了

3:アンカー取り付け完了

この段階でグラツキがあると、後々柱がグラついてきます。ガムテープを1cm程度に裂いて、2本のアンカーの上部をきつくしばっておくことを、おすすめします。


柱をかぶせる

4:柱をかぶせる

アンカーを隠すように柱をかぶせます。下地にきつい勾配がある場合などは、勾配に逢わせて柱の下端をカットすると、垂直が出しやすくなります。


レールの取り付け

5:レールの取り付け

下端レールの小口に、モルタル侵入防止のため、ガムテープを貼付けておきます。


モルタルの流し込み

6:モルタルの流し込み

市販の園芸用のスコップなどを使って、柱上部からモルタルを挿入します。

柱の1/3以上、かつアンカーが、錆びないように隠れる高さが目安です。

施工時の注意事項

下部レール中央下には水抜き穴を開けてください。
穴がない場合、フェンスへ水が溜まってしまいますのでご注意ください。

地面(土)に直接施工する方法

穴を掘る

1:穴を掘る

ダブルスコップで、所定の位置に、垂直に穴を開けていきます。砂利混じりの土やガラが入っているとちょっと大変です。

普段あまり使わない筋肉を使いますから、休み休みマイペースでやりましょう。


穴の深さ

2:穴の深さ

根入れ用の柱を注文すると、根入れ深さ約60cmを見た資材が納品されてきます。地上高さ90cm程度の低いフェンスであれば45cm~50cmでも十分でしょう。

地域で指定された凍結深度も関係しますが、札幌でも60cmですから、60cmでまず心配ありません。


採石

3:採石

穴の底が下がらないように砕石や砂利を入れましょう。


転圧

4:転圧

バタ角などを用いて突き固めます。突き固めた後で、再度、深さを確認して調整しておきましょう。


モルタル入れ

5:モルタル入れ

練ったモルタルを入れます。量の目安は砂にして25Kg1袋程度ですが、穴が大きいと不経済なことになります。


柱建て

6:柱建て

モルタルは地面の下10cmまでが目安ですが、半分くらいモルタルを入れ、一度柱を立て位置を決めてから、残りのモルタルを入れると、位置が決めやすくなります。


垂直の確認

7:垂直の確認

水平器を用いて柱の垂直やねじれがないことを確認し、周辺の土をかぶせて足でよく踏みしめて固定します。

さらに、柱の中に、上からモルタルを、地面の高さまで入れておくとよりしっかりします。


水平の確認

8:水平の確認

同様に次の柱を立て、下端のレールを差込み、水平器を乗せて水平を確認します。


ピケットの差し込み

9:ピケットの差し込み

下端のレール穴に、ピケット(縦桟:たてざん)を差込んでいきます。


上端レールとピケットの取り付け

10:上端レールとピケットの取り付け

片側から順に、上端レール穴にピケットを入れていきます。


すき間の調整

11:すき間の調整

上端レールの左右、下端レールの左右が、均等になるように調整します。


レールの固定(引き抜きの防止)

12:レールの固定(引き抜きの防止)

上端レールの固定には、ビスを取り付けるのがかんたんです。

下端レールには、ビスは取り付けにくいので、バイナルの破片(1.5cm角程度)を作っておき、下端レールの下面の両側の柱際の目立たない場所に、専用接着剤で貼付けておくと、どちらも柱に押し込めない状態になり固定できます。


ビスの取り付け

13:ビスの取り付け

少し浮かせておけば、頭が穴にひっかかって抜けなくなります。


上端レールとピケットの取り付け

14:上端レールとピケットの取り付け

専用の接着剤を、キャップの底もしくは柱の上部に付け、キャップを取り付けます。

水がついていると、引っ付きませんから、乾いた雑巾で、キャップの上部の水をふき取ってから、取り付けます。

1.5ounceチューブ1本でキャップ10ヶが目安ですが8ounceチューブもあります。


そうじ

15:そうじ

濡れたぞうきんで汚れを拭き取れば完成です。簡単に汚れが取れることを、実感してください。


完成
【完成】単に白いだけではなく、抜けるような清潔感があります

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