ハードウッドデッキの作り方・施工方法

ハードウッド・防腐注入木材のウッドデッキの作り方・施工方法

法人・大工・リフォーム・建築会社・造園会社の方々には、釈迦に説法ですが、
どうか、ヒントがあればと思います。
何か、あれば、リーベプロに問合せいただければ幸いです。

さて、高耐久のハードウッド、耐久性の防腐注入木材の作り方を説明・解説をいたします。

1.樹種による違い

人工木・樹脂木のウッドデッキと天然木ウッドデッキの施工方法は、違いがあります。

ハードウッド ➡ ・デッキ材はビスのみで作れる・自由設計で作れる・ハードウッドは約20年前後の寿命
         ・防腐【注入】木材は約10~15年前後の寿命
         
人工木・樹脂木➡ ・床材は金具で留める・束柱は鋼製束・金属根太

ハードウッドの特長


・20年~100年の寿命
・広葉樹
・硬い、比重は約0.8~1.0
・ハードウッドの樹種:イタウバ、セランガンバツ、ウリン、サイプレス、イペ、アマゾンジャラ・マニルカラ・イタウバ フィエラ、アマゾン アンジェリーナなど

防腐注入木材の特長


・10年~20年の寿命
・針葉樹
・柔らかい、比重は約0.4前後
・防腐注入木材の樹種:タナリスCY・モクボーAC・木材ACQ(スギ・杉・ヒノキ・桧)、ベルダウッド、エコアコールウッド、和錬(われん)

≫ 人工木・樹脂木ウッドデッキ作り方


1.ウッドデッキの図面を書く

デッキ参考図面を元に、お客様に合わせたサイズでアレンジしてみましょう。

根太ピッチに関する詳細はこちら

  

≫ 根太ピッチ参考一覧

参考図面ダウンロードはこちら

参考図面ダウンロード

1.図面を書く

2.道具

製作工程の手間を考えたら電動工具は必須!
特に丸ノコとインパクトドライバーは必ず揃えましょう。

厳選工具リスト

  • 電動丸ノコ
  • インパクトドライバー
  • 水平器(根太材の水平をとる時便利です)
  • 塗料(デッキ材の退色を抑えます)
2.必要な道具をそろえる

3.基礎・土台を作る

製作過程の中で最も重要な項目です。
地盤を整えて、柱をのせる束石などを設置します。

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3.土台を作る

4.束柱を立てて根太を取付ける

柱を切り出して設置し、基礎の要となる根太を取付けます。その際には水平を取ることが大切です。

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3.土台を作る

参考:サンドイッチ工法

柱を挟むように根太を両側から取り付ける方法です。柱で水平を取らなくても根太の取り付けで水平を取ればいいので簡単に水平が取れます。
また、フェンスやパーゴラなど一緒に施工する際には柱をそのまま伸ばせる工法です。

サンドイッチ工法の根太、根がらみの設計図

参考:サンドイッチ工法

5.根がらみを取付ける

根太の下に配置し、根太を受ける役割の「根がらみ」を取付けます。デッキ全体の強度に影響しますのでしっかり取付けます。

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5.根がらみを取付ける

6.床板を張る

材の反り曲がりも多少ありますので、矯正しながら貼りつけていきます。

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6.床板を貼る

≫ 7つの動画はかなり、知識が高まります

7.完成

デッキに寝っ転がると自然の恵みが体感できるでしょう。
木材が日々退色する姿は、木材本来の人生を表しています。
出来れば自然の風合いを大事に、触れ合っていただければ幸いです。