デッキ材・木製フェンスの品質基準

許容基準

下記全ての項目に関して、片面が基準をクリアしている場合は、許容とさせていただきます。
両面に許容外の問題がありましたら、返品・商品の入れ替えの対象とさせていただきます。

※B品・アウトレット品は、以下の品質基準には該当しません。

1.樹液の漏れ

ウッドデッキ用木材、枕木全般は、施工時から約4ヶ月の期間、木の成分である茶系、黄色系の樹液が水に濡れると多く染み出す場合があります。 特に、ハードウッドの場合は、量が多いことがあるので注意が必要です。 木材内の樹液が雨などで抜け落ちれば樹液の漏れは無くなりますが、樹液が下に垂れコンクリート面等を赤茶色で汚すこともあります。

[汚れた場合の対処法]

  1. 市販の塩素系漂白剤を薄めて汚れ面にかけ、ブラシ等で水洗いしてください。
  2. 表面の汚れは、乾いた布で拭いていただければ落とせます。
  3. 表面に付いた雨染み等は、市販のサンドペーパーで擦っていただければ目立たなくなります。
  4. 樹液が落としにくい物(お車など)の近くでの施工は以下の点にご注意ください。
    • 樹液染み出し期間の考慮
    • 樹種選択の再考
    • 落ちる灰汁を受けるための工夫

2.ピンホール、虫食い

樹種によっては、ピンホールという針を通したような穴が点在します。(右写真)
また、5mm前後程の虫食いがあることもあります。

これは、立ち木の時に入り込んだ小さな虫によるものですが、伐採後にはいなくなってしまうので木の中にいることはありません。 そのピンホールが木の耐久性や強度に影響が出ることはありませんので、ご安心してお使いください。

3.木材の収縮

一部の木材を除いて木材は自然乾燥のため、含水率は 25~30%前後程度です。 納品前にも収縮が発生している材がございますが、幅に対して5%未満の収縮は品質基準内とさせていただいております。
天然木材は常に呼吸をしているため、月日が経つと1~7mm 前後縮む場合もございますが、強度面に関しましては問題ございません。 なお、デッキ材床板施工時には「3mm前後」の縮みを考慮してください。

4.薄フェンス・幕板(16mm、12mm厚)

幕板・フェンスに使用する薄い材です。20mm未満の16mm、12mmは曲がったり、反り等が多くなります。
但し、薄い材なので、矯正が簡単です。

下記の品質基準に準じています。

[許容サイズ]

1.反り

  • 4mの長さの場合 ― 15.0cm
  • 3mの長さの場合 ― 10.0cm
  • 2mの長さの場合 ― 6.0cm

2.曲がり
  • 4mの長さの場合 ― 7.0cm
  • 3mの長さの場合 ― 5.5cm
  • 2mの長さの場合 ― 4.5cm

5.反り・波

床材・板材を水平に置いて、横から見ると 「山のような形」になるのが「反り」です。
基本、手で押せば問題ありません。但し、30mm厚の短いサイズは、多少手ごわいです。
下記の品質基準に準じています。

[反りの許容サイズ]

床材・面材・根太材・角材・柱材 共通

  • 3100~4000mm の長さの場合 ― 4.0cm
  • 2100~3000mm の長さの場合 ― 3.0cm
  • 1000~2000mm の長さの場合 ― 2.0cm

※厚さ 20mm以下の場合
  • 3100~4000mm の長さの場合 ― 6.0cm
  • 2100~3000mm の長さの場合 ― 4.5cm
  • 1000~2000mm の長さの場合 ― 3.0cm

※ひのきサイプレス45×45mmの場合
  • 3100~4000mm の長さの場合 ― 5.0cm
  • 2100~3000mm の長さの場合 ― 4.0cm
  • 1000~2000mm の長さの場合 ― 3.0cm

▼ 測定する際は、下記のように端の位置から一番反っている部分までの長さを測ってください。
反り
波とは、床材に一部発生する約5mmほどの隆起する事を、波と定義します。 5mm程は許容となります。

6.曲がり

床材、根太、角材、束材は大なり小なり曲がりがあります。
曲がりの矯正はクランプを使用すれば、直線になる。
下記の品質基準に準じています。

[曲がりの許容サイズ]

床材・面材・根太材 共通(角材を除く)
  • 3100~4000mm の長さの場合 ― 3.0cm
  • 2100~3000mm の長さの場合 ― 2.0cm
  • 1000~2000mm の長さの場合 ― 1.5cm

▼ 測定する際は、下記のように端と端を直線で結び、その中央の部分の長さを測ってください。
image

7.割れ・干割れ

木材の小口(木材の切り口)からの「貫通」割れは、10cm以内は許容範囲となります。 表面全体に生じる細かい割れ(ヘアーライン)は許容範囲。 特に比重の高いウリンやアマゾンジャラ材は出やすい傾向があります。

干割れ:ウッドデッキ・フェンス完成後に、床材、角材などが乾燥され、その原因で、「小さな割れ」が出て来ることがあります。
特に、角材などが顕著。強度など問題は無いので許容範囲となります。

▼ 下記のような表面の割れ(貫通していないもの) … 許容範囲内
表面の割れ 表面の割れ

▼ 許容範囲内の小口割れ(貫通しているもの)
小口割れ

8.サイズの誤差

木材の長さ、幅、厚さは、商品表記サイズと誤差が出ます。

  • 長さ方向の寸法誤差: 表示寸法よりも約-1~+5%程度の誤差は許容範囲
  • 幅方向の寸法誤差: 表示寸法より幅に対して5%ほどの誤差は許容範囲
  • 厚み方向の寸法誤差: 表示寸法より厚みに対して5%ほどの誤差は許容範囲

※幅、厚さ、長さ ともに木材の収縮により寸法の狂いが生じる場合があります。

9.丸み・欠け

長手方向の角の軽微な丸み・欠けは、長さの15%以内は許容範囲となります。 いずれかの片面は、問題無い状態です。

10.傷

引っ掻きキズ、フォークリフトキズは軽微なものは許容範囲と致します。

11.小口部分への荒いカット

まれに、チェーンソーなどでのラフなカット(下手な斜めカット、段差があるカット)がありますが、材は長めに製材しておりますので、契約サイズに影響を与えることはありません。

12.面材の表面

  • 多少の、雨染み跡、バンドル跡、汚れ、小口オイルのシミ跡などは許容範囲とします。
  • 逆目(木の目の方向と逆にプレナーをした場合の毛羽立ち)は、表面積の10%以内は許容範囲とします。
  • ヒット & ミス(プレナーの削りが100%でない部分)は、表面積の10%以内は許容範囲とします。
    ※但しイペに関しては、逆目・ヒット & ミスとも 20%以内を許容範囲とします。
  • リブ面に関しては、リブの深み不足・リブの傷など、リブ面積の 20%以内は許容範囲とします。

▼ 下記のようなプレナー(かんな掛け)の跡や毛羽立ちは許容範囲内となります。
表面 表面

▼ 下記のような桟木およびバンドルの跡は生産工程上避けられず、全て許容範囲内となります。
桟木・バンドル 桟木・バンドル

13.パテ埋め

パテ埋め処理

一部のウッドデッキ材で、表面のパテ埋め処理は、片面のみ許容範囲とします。 パテ埋めは、腐りなどに影響はありません。


14.木粉の付着

木粉が材表面に付着しているものも許容と致します。

15.経年による色

天然の無垢材ですので、色のばらつきがあります。 直射日光により、数ヵ月後に経年色のシルバーグレーに変色します。 これらは避けられませんので、許容されるものと致します。

また、材の保管中に一部、日焼けによる色の変化が出てくる場合があります。 色のシルバーグレー化は片面のみ、全体の面積の 30%以内は許容範囲とします。

梱包の跡が日焼けとして残っている場合がございます。
バンドル日焼け
ほとんどの場合片面のみ日焼けですので裏返してご使用ください。
日焼けした面を表にして施工していただく場合でも、 数か月経過すれば全体が色落ちして統一感のある色合いになります。

全てのお客様に平等に木材を販売する為、色を選別しての発送も行っておりませんのでご了承ください。 色により、品質が大きく異なることはございません。

16.節

片面の節抜けは許容範囲となります。節抜けが貫通していない場合は許容範囲となります。

17.天然樹脂

木材から分泌される混合物質が、空気中で一部の成分が気化して固まるものです。 デッキ材ではほとんど見かけませんが、ユーカリ系の枕木では稀に見受けられます。 デッキ材に関しては、極小・微小なものは片面は許容範囲とします。

18.カビ

イタウバ材のカビ付着例

カビは季節により木材と重なっている部分に発生することがあります。しかし、ふき取ればほとんど目立たなくなります。 このカビは、木材を腐らせる腐朽菌(ふきゅうきん)と異なり、木を腐らせるものではありません。

右写真はイタウバ材のカビ付着例ですが、許容範囲です。


19.白太(しらた)・辺材

一部、白太・辺材(成長途中の木材の外側の部分)が混じっている木材があります。
耐久性が落ちますので、弊社推奨の塗料をお使いいただくと、よりご安心してご使用いただけます。

20.ラフソーン

ラフソーン(荒引き材)は、上記の品質基準にとは違った基準になります。
基本的な考え方は、ラフソーンはお客様が、加工をして使用することが前提となります。 詳しくは、お問合せください。

21.黒い着色、シミ

プレナー加工時の摩擦による焼け、またバンドルを縛る鉄製のバンドの酸化により、木材に黒い着色が起る場合がございます。
片面の着色、シミにつきましては許容とさせていただきます。
気になる場合には、市販のサンドペーパーやサンダーで擦っていただければ目立たなくなります。

22.返品・交換

万一納入された商品に問題があった場合、商品の写真、お話をお伺いした上で「返品」や「商品の入れ替え」等の対応をさせていただきます。 但し、施工後の返品やクレーム、施工費の負担 等については一切お受けできません。 予めご了承ください。

23.木材の金属汚染

金属汚染とは、木材と金属が反応して変色してしまう現象です。 鉄を含む釘などと木材に含まれる成分が反応し、木材本来の色とは別に、黒褐色から黒色へ変色します。 不良品やカビとは違いますので、ご安心ください。

image image

[対処方法]
5%シュウ酸水溶液を塗布すると変色を戻すことができます。 変色が戻った後は 5%リン酸ナトリウム水溶液を塗布してください。

シュウ酸は劇物として指定されており、購入するには印鑑を必要とし、薬局でしか手に入りません。 作業の際には、手袋や防護メガネ等を着用ください。 手袋は軍手のようなものではなく、ゴム手袋のように液体を通さない手袋をご使用ください。 素肌には触れさせず、また眼球や口の中などに入らぬよう充分ご注意ください。