スタイリッシュな天然木の縦格子フェンスの作り方

縦格子フェンスを施工しよう! リーベは、フェンス材として高耐久ハードウッドや防腐注入ウッドをおすすめします。

縦格子フェンスの目隠しウッドフェンスは、防犯効果が高く、埃や水がたまり難い、掃除・お手入れも楽です。
材料やデザインの種類も豊富で、和風・洋風の家にも合うウッドフェンスです。
施工の達成感と仕上がりの満足感をお約束します。

アルミ、樹脂フェンスも人気ですが、㈱リーベは、木製フェンスでの施工をおすすめします。
木材種類の中で、長持ちするハードウッドが特におすすめです。
屋外でも数十年~100年もの寿命があるハードウッド(堅木)です。
ハードウッド以外では、防腐注入ウッドは約10年の耐久性を持ち、価格が安い為、コスト重視の場合は防腐注入ウッドをご検討下さい。(木の面を塗装するので無く、木の芯まで防腐、防蟻剤を浸透しています)


縦張り・縦格子目隠しウッドフェンス

目次

用意する木材と道具

用意する材料 ハードウッド木材(20×80、20×90、20×120 など)、
笠木材・横桟(38×90、30×105)、柱材[70×70、75×75、90×90)、
ステンレスビス(41mm, 75mm)、フェンスブロック(70角, 90角用)、モルタル
用意する道具 インパクトドライバー、ノコギリ(丸のこ)、錐(キリ)、屋外木部用防腐塗料、
スコップ(ダブルスコップ)、バケツ、水平器、クランプ

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※施工上の注意

  • 上記はフェンスの高さ1500mmまでの参考図となります。
  • フェンス高さ1800mm以上の場合は、横桟木を3本入れてください。
  • フェンス材の幅が105mm以上の場合は桟木1本に対し2か所ずつビス止めして下さい。

縦格子フェンスの施工方法・作り方の手順

1.施工場所とサイズを決める

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まずは、縦格子フェンスを作る場所とおよそのサイズ(幅と高さ)を決めましょう。 簡単な図面を作成して、必要な材料の数とサイズを確認しておきます。

作業を進めてからでは変更が難しくなることが多々あります。 あらかじめ確認しておくことが重要なポイントです。

    [Point]
  • 柱の間隔は 900~1200mm
  • 柱を直接地中に埋設する施工の場合は、縦格子フェンス高の2分の1の長さを埋めてください。
    (フェンスの地上高が 1800mm の場合、600mm ほど埋めます。)

2.縦格子フェンスの基礎を施工する

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目隠し縦格子フェンスを立てる場所が決まったら、柱を立てる位置に印をつけておき、穴を掘ります。
穴の広さは使用するフェンスブロックの2倍ほどの大きさで、穴の深さは柱の長さの 1/4 程度(フェンスブロックが完全に埋まる深さ)を掘ります。

    [Point]
  • 低めのフェンスの場合でも、最低 60cm の深さまで柱を埋めましょう。
  • 底を柱など重たいもので突固めてから砕石するといいでしょう。

3.柱を立てて、笠木を付ける

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柱を穴に入れて、仮置きしましょう。
次に、柱の高さをある程度揃え、柱のてっぺん(柱材の小口)に笠木材(笠木を付けない場合は横桟)を固定します。

    [Point]
  • ブロックがグラグラするようなら、もう一度穴の底の砂利を調節してフラットな状態にしましょう。

4.水平をとり、柱を固定する

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水平器で柱の上面の水平と垂直をチェックします。
柱が低い場合は、底面に土を足すなどして調整をしてください。 位置をきめたら基礎ブロックの周りの隙間にも砂利と土を埋めてゆきます。

基礎ブロックから数センチ下までを目安にしてください。 位置を決めたら隙間にモルタルを流します。

    [Point]
  • モルタルを練る際、標準よりも水分を多めにする方が、隅まで届きます。
  • 木材を直接土に触れさせてしまうと腐りの原因になるので、なるべく地面すれすれまでモルタルを流し込んでいただくことをおすすめします。

5.横桟を付ける

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モルタルが固まって全体的にシッカリと安定したら、横桟を取り付けます。
板の上から柱に向かってステンレスコーススレッドビスを打ち込みましょう。

    [Point]
  • 縦格子のデザインによって、横桟を表から付けるか裏側から付けるか異なります。
  • 横桟の間隔を約1000mm以内にすると強度が保たれます。 フェンス板のネジレ防止にもつながります。

6.縦格子フェンス材を張る

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横桟に縦格子フェンス材を張っていきます。 あらかじめ横桟に印をつけ、 等間隔になるように板をステンレスコーススレッドビス留めします。 すべての縦格子フェンス材に横桟が当たる位置になる場所に印をつけておくと、 フェンス材の上端を揃えやすいです。

    [Point]
  • 板の隙間が狭いほど空気抵抗を受けやすくなります。
    空気抵抗を考慮して板と板の間隔を決めましょう。
  • 地面に余った材などを置いて板が同じ高さになる目安にすると、ヒットミスが出にくくなります。
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7.揺れ止め・振れ止めを付ける

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独立基礎の場合、ある程度高くできますが、1800mm前後までです。 特にフェンスの高さが 1300mm、1500mm を超える場合には、フェンスに直角部分がない1辺だけだと不安定で揺れやすくなります。 必ず、直角の支え:揺れ止め(控え柱・方杖)を数ヶ所入れるようにしたり、レイアウトを工夫して直角になる部分を作るようにしてください。


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地盤が軟弱な場合や、フェンス高が 1300mm、1500mmを超える場合には、揺れ止め(控え柱・方杖)を入れて補強してください。

フェンス高が 1500mm 以上の場合には、揺れ止めを柱2本に対し1本の間隔で入れる様にしてください。

アルミ支柱を使ったDIYフェンス

フェンス用木材とアルミ支柱を使って、簡単に横張りフェンスが施工できます。丈夫で施工しやすいアルミ支柱がおすすめです。

アルミ支柱 フェンス
アルミ支柱

縦張り・縦格子目隠しウッドフェンスのデザイン

典型的な縦格子フェンス

板張りフェンス

一般的な縦格子フェンス材の板張り目隠しフェンスです。 隙間の感覚や高さによって印象が変わります

大和塀

板塀

一枚おきにずらして凹凸に張ることを大和張りといいます。
日本では古くからあるやまと塀です。
表と裏に板を交互に貼るため、外から見えませんが、風は通ります。

ウェーブ型のフェンス

ウェーブ型のフェンス ウェーブ型のフェンス

ウェーブ型のフェンスは、加工が面倒ですがおしゃれな印象です。
縦格子ならではのシルエットです。

縦格子フェンス材のサイズ

フェンス板材
フェンス板材

T20×W80
T20×W90
T20×W120
 … など

横桟・笠木材
横桟・笠木材

T38×W90
T30×W105
 … など

柱材・格子用角材
柱材・格子用角材

T70×W70
T75×W75
T90×W90
 … など

ベランダ・バルコニーの縦格子フェンス

屋外だけでなく、ベランダ、バルコニーなどの手すりに目隠しフェンスを取り付けるのもいいですね。
目隠しだけでなく、美しい縦格子デザインフェンスが、空間をおしゃれにします。

ベランダでの施工例

ベランダでの施工例
ベランダでの施工例

縦格子フェンスの施工事例

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